
corneliusと13人の作家の声
今回は私が長年、敬愛する日本人ミュージシャンの1人であるコーネリアスこと小山田圭吾さんが新曲発表と共にヘラルボニー契約作家13名との共創による展覧会『Glow Within-Corneliusと13人の声』を開催。訪れる事が出来たのでその記録になります。
ヘラルボニーとは

そもそもヘラルボニーの事は今回の展覧会で初めて知りました。
そこで公式HPをチェックしました。
ヘラルボニーは国内外の福祉施設に在籍するアーティストと共に、新たな文化の創造を目指す、アートライフスタイルブランドとの事。
ヘラルボニーという聞き覚えのない単語は創業者である双子の松田兄弟の4つ年上の重度の知的障害を伴う自閉症のお兄さんが7歳の頃に自由帳に記した謎の言葉だそうです。
世の中にとっては何の意味も持たない言葉かもしれない。けれど何か心に引っ掛かるものがあったからこそ記されたこの言葉。
一見、意味がないと思われる思いを、企画して世の中に価値として創出したい、という意味が込められているそうです。
公式HPをチェックしてコンセプトや思いを知り、そのカッコ良さにちょっと痺れてしまいました。
そんなヘラルボニーがコーネリアスとコラボした企画展という事で非常に楽しみにしていました。
ROUTINE RECORDS


この展覧会は2022年に立ち上げた、障害のある人々のルーティン(常同行動)に伴う音に着目した音楽レーベル【ROUTINE RECORDS】の第2弾として実現したそうです。



コーネリアスの新曲として発表されたGlow WithinはそのMVとあわせて、デザインあの流れも汲む、コーネリアスならではの素晴らしい仕上がりだと思いました。
そして13人の作家さんたちの作品には個性が溢れ非常にエネルギーを感じました。
ヘラルボニー銀座店
そしてヘラルボニー銀座店のストアも覗かせて頂き、作家さんたちの作品をアパレルなどのプロダクトに落とし込んだ実物に触れてクオリティの高さに驚きました。






私はコムデギャルソンの洋服を実際に着る事は少ないんですけど(笑)観るのは自由や創造性を感じて元気が出るので大好きなんですけど、ギャルソンに通じるものも感じて驚きましたよ。
小山田圭吾 東京五輪騒動
コーネリアスといえば世間的にはやはり東京五輪の時の大騒動で知っている方も多いかと思います。
コロナ禍という事で鬱憤が溜まっていた事もあり、当時の重苦しい空気の中で誰かを標的にする空気が充満する中でのあの大炎上、全ての仕事が無くなり、1人のファンに過ぎない私でも体調は大丈夫なのかと不安になる程でした。
フリッパーズは後追いでしたが、コーネリアスソロデビュー以降はリアルタイムで追っかけていたので当時のロッキングオンジャパンやクイックジャパンもリアルタイムに読んでいて、イメージを変えたい部分があるんだろうなとは思っていました。
コーネリアスを語りだすと長くなるのでまたの機会にしたいと思います。
世間的には今や誰も覚えていないのではないかといった感じですけど、あの大炎上については文藝春秋から出ているコチラの本に小山田さんインタビューを含めて詳しく書かれていますので興味のある方は一読してみては📖

活動再開後に発表したアルバム、夢中夢も素晴らしい作品に仕上がっています。

まとめ
コーネリアスを通じて知れたヘラルボニーは想像以上のクオリティーでTシャツも欲しくなりました。
社会的な意義も含めて、障害のある方を健常者に寄せるのではないアプローチで、商業的にも成功させていくというのは大変、素晴らしいなと感じています。
このcorneliusと13人の作家の声の展覧会は8月11日までとの事なので興味のある方は訪れてみては如何でしょうか。

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